米トランプ政権との対立の渦中にある中国のファーウェイは二十四日、携帯各社が発売を延期するなどした
新機種「P30」シリーズを公式のネット通販などで発売した。
ファーウェイが携帯各社を介さず、独自に販売する「SIMフリー」と呼ばれるタイプ。通信会社を選んで
契約すれば利用できる。ネット通販サイトの楽天市場に開設しているファーウェイの公式ストアでは、
三つのカメラレンズを搭載した「P30」は八万四千百十円、廉価版の「P30 ライト」は三万五千五百十円。
懸念されているグーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」やアプリのサポートについて、
ファーウェイ・ジャパンは二十三日に「今回発表した機種について、今後のセキュリティアップデート
(安全性を高めるための修正)やアフターサービスなどが影響を受けることはなく、安心して購入、使用を」
との声明を発表した。
一部の家電量販店も、同社の声明を張り出して店頭で発売した。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201905/CK2019052402000290.html