米国政府による禁輸令で揺れる中国のファーウェイ。

国内でも夏モデルとしてリリース予定だったP30 Pro、P30、P30 Liteがほぼすべてのキャリア、MVNOで発売延期、あるいは未定になり、かなり厳しい状況となっています。

また、英国のARMは米政府の禁輸措置に対応するために、ファーウェイとの契約やサポートなどの停止をしたことで、Kirinチップの製造といったハード面でも困難に直面することに。

そして今回、それにさらに追い打ちをかけるような事実が判明した模様です。

以下はSD Associationという、SDメモリーカードに関連する技術の規格策定や標準化、普及促進などを目的として設立された団体の公式サイトのもので、その中のメンバー企業ページ。

上は数週間前、下は現時点のものですが、以前はHTCの下にあったHuaweiの企業名が削除されています。
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これはおそらく同社がこのSDアソシエーションから除名されたことを意味すると思われます。

SDアソシエーションのサイトをみると、SD規格対応のホスト機器(携帯電話、カメラ、コンピュータなど)または周辺機器
(アダプタ、SDIOカードなど)を企画・製造する場合の手続きとして、
「SDアソシエーションと SDAMA(SDアソシエーション・メンバーシップ契約) を締結し、会員になる」
とあるので、会員でない、ということはSDカード対応の機器を製造・販売できないということになります。

つまり、今後リリースされるファーウェイ製スマートフォンではmicroSDカードスロット自体が搭載されない、ということに。
https://sumahoinfo.com/post-32481