先端医療モデル 世界へ
県など官民5者が覚書
 県と藤沢市、鎌倉市、武田薬品工業、湘南鎌倉総合病院の5者は15日、「村岡・深沢地区のヘルスイノベーション最先端拠点形成などに係る連携・協力に関する覚書」を締結した。村岡地区に位置し、このほど開設1周年を迎えた「湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)」を核に、超高齢社会などを見据えた最先端の医療モデル構築を加速させる。

 締結式には、黒岩祐治県知事、鈴木恒夫藤沢市長、松尾崇鎌倉市長、同パークの藤本利夫ジェネラルマネジャー、同院の篠崎伸明院長が出席。今後は5者の人的、知的、物的資源を相互に活用し、▽革新的医療の最先端拠点形成▽地域住民の健康増進と生活の質向上▽健康寿命の延伸やヘルスケア分野の産業創出―などについて連携する。

 県は全国的にも進む高齢化に対応するため、「ヘルスケア・ニューフロンティア政策」を推進。川崎市殿町に続く、新たな拠点を整備することで、神奈川発の医療モデルを世界に発信したい考えだ。
https://www.townnews.co.jp/0601/2019/05/24/482298.html