来年の米大統領選に出馬表明した民主党重鎮のバイデン前副大統領が1日、中西部アイオワ州で開いた
支持者集会で「中国はわれわれの競争相手ではない」と発言した。これに対し、対中強硬策を掲げる
トランプ大統領だけでなく、民主党の他の大統領選立候補者からも批判が集中している。

バイデン氏は演説で、副大統領や上院外交委員長として世界各国の指導者と会ってきた経験を
誇示した上で「中国がわれわれをやっつけるって? いいかげんにしてくれ。彼らは体制内の腐敗に
どう対処したらいいのかさえ分かっていないんだ」と述べ、米国と対等に渡り合える国とは
みなしていないことを強調。一方で「悪い人たちではない」とも述べた。

 これを受け、トランプ氏は2日、FOXニュースのインタビューで「(バイデン氏は)中国に関して非常に
甘い」と反論した。(共同)
https://www.sankei.com/world/news/190503/wor1905030017-n1.html