その山氏に日韓問題の解決策を訊くと、「まずは国交を断交し、両国が距離を置くことが
最も重要だと考えます」との答えが返ってきた。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190502-00560904-shincho-kr
「これまで日本は、『韓国をいたずらに刺激しては、北朝鮮、中国、ロシアと日本の関係も悪化してしまう』と懸念し、
日韓関係の構築に努めてきました。地図を見れば、朝鮮半島は大陸が日本に突きつける
“匕首であることが簡単に理解できます。しかし、それでも日本は韓国と距離を置くべきだと、他ならぬ歴史が教えているのです」
日本という国家は常に「朝鮮半島にユーラシア大陸との緩衝地帯を作る」ことを最優先にしてきた。

「『対馬海峡を日本の防衛戦にしてはいけない』という理屈ですが、それの何が問題なのでしょうか。
確かに現在、中国の軍事力増強は脅威かもしれません。しかし今の日本は、韓国に仲介を依頼しなくとも、
北朝鮮、中国、ロシアと外交を結ぶことが可能です。逆に3国が韓国を先兵として
日本への侵略を企てるというシナリオは、日米安保が機能している以上、机上の空論に過ぎません。
日本が韓国と国交を断絶すれば、多くのメリットが得られますが、デメリットは1つもないのです」

「朝鮮半島が南北に分裂しているメリットも無視できないことを忘れてはいけません。例えば国連において、
大国のアメリカでもロシアでも、総会の議決権は1票です。しかし朝鮮半島は、
韓国と北朝鮮で2票です。サッカーW杯も、普通の国は1チームしか出場させられません。
しかし韓国と北朝鮮は、ある意味で2チームを予選に出場させているわけです」
 分裂しているからこそ、アメリカも中国もロシアも朝鮮半島情勢に注視するという側面も大きい。
半島が統一してしまうと、実は国際社会におけるプレゼンスは低下するかもしれないのだ。

「更に重要なのは、日本が鎖国を選択すると、国内の文化や経済力が発展してきたという事実です。
大陸と距離を置き、島国のメリットを最大限に発揮することは、日本の国益に叶うと歴史が教えてくれているのです」