Passive Authenticationの仕組みを見れば、 各国の政府機関が発行するCSCA証明書がトラストアンカーとなっている事に気がつくと思います。 日本の場合CSCA証明書は外務省が発行します。 まずはこのCSCA証明書を手に入れなければ電子的なパスポートの真正性を確認できません。
ということで外務省に対してCSCA証明書を下さいという旨の情報開示請求を行いました。
しかし残念ながら外務省の回答は、CSCA証明書(公開鍵)は公開しない。でした。

先に説明したICAO(国際民間航空機関)はICAO Public Key Directory(以下ICAO PKD)というLDAPサーバーにCSCA証明書をアップロードすることを推奨しています。
このICAO PKDにはドイツのマスターリスト(ドイツが信頼するCSCAのリスト)が公開されており、その中に日本のCSCA証明書が含まれていました。 これは信頼モデルとして日本のパスポートでドイツに入国できることを意味します。
私はこのドイツが公開しているマスターリストから日本国のCSCA証明書を抜き出しました。

以下ソース
https://www.osstech.co.jp/~hamano/posts/epassport-security/reason.jpg
https://www.osstech.co.jp/~hamano/posts/epassport-security/