天皇陛下、85歳で運転卒業=免許更新せず失効へ−宮内庁
2018年12月21日19時42分

 宮内庁は21日、天皇陛下が23日に85歳の誕生日を迎えるのを機に、車の運転をやめる意向を示されていると明らかにした。
陛下の運転免許は来年1月に有効期限を迎えるが、更新や返納はせず、そのまま失効する見通しとなる。

 宮内庁によると、陛下は20歳だった1954年3月に運転免許を取得。
同年6月にプリンス自動車工業(当時)の乗用車「プリンス」を購入して以来、64年間にわたって国産車のみを乗り継いできた。
 陛下が現在愛用しているのはホンダの「インテグラ」。公道に出ることはないが、週末にテニスや散策をする際など皇后さまを乗せて皇居内を運転していた。
 陛下は2016年1月に皇居で法定の高齢者講習を受け、最後の免許更新をしていた。側近によると、64年間無事故、無違反だったという。(2018/12/21-19:42)