3歳女児と母親死亡 運転の高齢男性が誤ってアクセル踏んだか

19日、東京 池袋で87歳の高齢者が運転する乗用車が歩行者などを次々にはね、3歳の女の子と母親が
死亡した事故で、ドライブレコーダーの映像などから、乗用車は速度を上げて現場に突っ込んでいたことが
分かりました。警視庁は誤ってアクセルを踏み込んだ疑いがあるとみて調べています。

19日昼すぎ、東京 豊島区東池袋で、乗用車が横断歩道を自転車で渡っていた人を次々にはねたあと、
交差点でごみ収集車に衝突し、さらに歩行者を巻き込みました。

この事故で、自転車に乗っていた近くに住む、松永真菜さん(31)と後ろに座っていた娘の莉子ちゃん(3)が
死亡しました。

また、乗用車に乗っていた2人を含む8人がけがをして、病院で手当てを受けました。

警視庁が乗用車に取り付けられていたドライブレコーダーの映像などを調べたところ、最初にガードレールに
接触したあと、速度を上げて横断歩道上の人を次々にはねていたことが分かりました。

少なくとも2か所で赤信号を無視していて、現場にブレーキの痕はなかったということです。

乗用車を運転していた87歳の男性は「アクセルが戻らなくなった」と話しているということですが、これまでの
ところ車の不具合は確認されておらず、警視庁は誤ってアクセルを踏み込んだ疑いがあるとみて調べています。



https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190420/k10011890241000.html