日本と中国の間には歴史的な背景による溝のほか、国民性の違いもあって、互いに抱いている感情は複雑なものがあると言えるだろう。中国メディアの快資迅は8日、「日本人の目に中国人はどのように
映っているのか」と問いかける記事を掲載し、「それは中国人の想像とは異なっていた」と驚きを示す記事を掲載した。
記事は、中国では幼い時から愛国教育が施され、歴史を決して忘れてはならないと叩き込まれると紹介し、それゆえ多くの中国人は「過去を踏まえて、現代の日本人を見ている」と紹介。しかし逆に、
日本人は中国人に対してどのような見方をしているのかについては、多くの中国人にとっては知る機会がないので逆に興味が湧くのだという。
続けて、日本人は本音と建前を使い分けるため、表面的な言葉と本心は異なることが多いとし、記事の筆者自身が日本で留学生として生活していた時の経験を通じて、
徐々に理解したという中国人に対する日本人の見方について紹介した。
まず、年配の日本人は「中国はずっと変化していない国」と見ており、東アジアの発展途上国と認識していると主張。また、日本のメディアが中国について伝えている内容を見ると
「中国に対してネガティブな感情を持っている」ことが見て取れると指摘。中国の大気汚染や中国人旅行客のトラブルやマナー違反ばかりが報じられており、
報道自体は正しくても「内容はネガティブなものに偏っており、まるで中国人すべてに対して、騒がしくてモラルが無いというレッテルが貼られているようだ」とした。
しかし、中国人筆者が個人的に知り合った日本人大学生は中国の歴史文化が好きで詳しく学んでいたし、日本では中華料理や漢方を使う東洋医学も好まれているので、
「日本人が中国の文化に魅力を感じている」のも確かだと指摘。一方、日本人は中国人観光客に対して「表面的には礼儀正しく親切に接するが内心では中国人を
快く思わない人も多く、『中国人がずっと歴史に執着している』と理不尽に感じている人も多い」と主張し、中国に対する日本人の複雑な見方を伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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