日本の植民地時代に徴用された労働者の像を韓国釜山の日本総領事館前に設置することを目指す市民団体は14日、釜山市が総領事館付近に置かれていた像を強制撤去したことに抗議する集会を市内で開いた。
団体メンバーら約100人が参加、警官隊が出動し警戒に当たった。

日本政府は、総領事館周辺への設置は「(外交公館の安寧と威厳を損なう行為を防ぐ責務があると明記した)ウィーン条約の規定に照らして問題だ」(菅義偉官房長官)との立場。
団体は集会で、撤去した釜山市は日本の圧力に屈したとして「安倍(晋三首相)の手先」だと批判、謝罪や像の返還を求めた。

また、釜山市を日本の植民地支配に協力した勢力を指す「親日派」になぞらえて非難し、シュプレヒコールを上げた。(共同)

https://www.sankei.com/world/news/190414/wor1904140010-n1.html
https://www.sankei.com/images/news/190414/wor1904140010-p1.jpg