トランプ米大統領は12日、メキシコとの国境沿いの施設で、収容能力を超える不法移民が拘束されている問題で、
不法移民の受け入れに寛容な都市を選んで移民を解放することを「まじめに検討している」と語った。
強硬な不法移民取り締まりに抵抗する野党・民主党をけん制する意図があるものとみられる。

トランプ氏は、西部カリフォルニア州に言及し「(不法移民の)無制限の供給が可能だ」と指摘した。
移民に寛容な自治体は「サンクチュアリシティー(聖域都市)」と呼ばれており、
トランプ氏はツイッターでも「民主党が移民法改正に後ろ向きなので、不法移民を聖域都市に移送することを検討している」と明らかにした。

 米紙ワシントン・ポストによると、ペロシ下院議長(民主党)の地元サンフランシスコなどを念頭に置いているという。
これに対し、ペロシ氏は「大統領として不適格」などとトランプ氏を批判した。

サンフランシスコに不法移民移送? トランプ氏「まじめに検討している」
https://mainichi.jp/articles/20190413/k00/00m/030/158000c