立憲民主党と同党会派の議員がインターネット交流サイト(SNS)を通じ、旧民進党議員の
再結集を目指して国民民主党に「解党」要求を突き付け、国民側が反発している。

 口火を切ったのは立憲最高顧問の菅直人元首相。9日まで複数回にわたりブログで解党論を
つづった。9日のツイッターへの投稿では「国民民主党は政治理念が不明確なので解散し、
参院選までに個々の議員の判断で立憲との再結集に参加するのが望ましい」と踏み込んだ。

 立憲会派の江田憲司衆院議員も8日にツイッターに投稿。統一地方選前半戦の結果を
報告する中で、立憲がもっと候補者を擁立していれば「国民民主は壊滅しただろう」と指摘、
「立憲中心の野党結集」に期待を示した。

 これらに国民側は猛反発。玉木雄一郎代表は10日、東京都内の行事で同席した菅氏を
呼び止め、「煩悩があり過ぎるようなので、お遍路でも回ったらいかがか」と引退を勧告。
国民の原口一博国対委員長も11日、立憲の辻元清美国対委員長に「野党共闘の障害になる」
と抗議した。辻元氏は「党役員会で問題提起する」と引き取った。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041100850&;g=pol