大阪市平野区の民家で2日、3歳の男児が死亡した事件で、大阪府警捜査1課は5日未明、男児の腹部を踏みつけて殺害したとして、殺人容疑で同居の姉(23)を逮捕した。

 踏みつけたことは認めているが、「死んでしまうとは思わなかった」と殺意を否認している。姉は知的障害があるといい、同課は犯行当時の状況を詳しく調べる。

 逮捕容疑は2日午前11時20分ごろ、自宅風呂場で、男児の腹部を両足で踏みつけて圧迫するなどして内出血を起こさせ、失血死させたとしている。
 姉は任意の聴取に「普段から弟の面倒をみさせられて嫌気がさした」と話したという。

 同課によると、男児は姉や両親らとの8人家族。2日正午すぎ、男児が腹痛を訴えたと母親が119番し、病院に搬送されたが死亡が確認された。

 外傷があったことから、府警は暴行された疑いがあるとみて捜査。家族から事情を聴いたところ、姉が暴行を加えたことを認めた。
 男児の足や腕にはやけどの痕があったほか、古い傷もあったという。

https://www.sankei.com/smp/affairs/news/190405/afr1904050004-s1.html