今年2月に起きたスペイン・マドリードの北朝鮮大使館襲撃事件を主導したとされる反北朝鮮団体「自由朝鮮(旧・千里馬民防衛)」は1日、自らのウェブサイトで
「政治犯収容所の解体、脱北民の北朝鮮送還反対、改革開放など、自由の命令を拒否すればするほど、金正恩(キム・ジョンウン)政権は羞恥を経験することになるだろう」とした上で
「われわれは今、大きなことを準備している」と声明を出した。
前日に北朝鮮が初めて事件に言及したことを受けて「第2の行動」を予告し、圧力を強めたものとみられる。

自由朝鮮は同日「われわれの存在」と題する文章で「われわれの存在は金氏一族の独裁を狙った戦線で明らかになる」とした上で、新たな活動を準備していることを示唆した。
また、韓国国内の脱北者らとは全く関連がないことを強調した上で「われわれがつくり出す新たな奇跡の事実の数々を支持し、忍耐を持って待ってほしい」と訴えた。
韓国国内の一部の北朝鮮人権団体が「自由朝鮮」と接触したと主張したが、これに反論した格好だ。

一方、米国NBC放送は先月30日(現地時間)、現地の消息筋の話を引用し「米連邦捜査局(FBI)が(自由朝鮮側から関連資料を)入手したのは確かだ」と報じた。
自由朝鮮側はこれに先立ち「FBCと秘密維持の合意の下で、膨大な潜在的価値のある特定の情報を共有した」と明らかにしていた。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/04/01/2019040180194.html