◆差別は社会を分断し、いずれ滅ぼす

「差別を許してはならない」「レイシストには寸毫(すんごう)たりとも自由をあたえてはいけない」。こうした認識が必要である理由はまさにここにある。「差別の被害者がかわいそうだから」「人が傷つくから」ではないのだ。
差別を放置すれば、社会は分断される。そして分断された社会は、弱く脆くなり、いずれは社会としての機能を果たさなくなる。前世紀の冒頭に吹き荒れた全体主義と戦争の長く不幸な歴史から西側先進国が学んだ教訓とはまさにこの点に尽きる。


全文
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190401-00189050-hbolz-soci