「新天皇の訪韓を願っている」鳩山元首相のメッセージを韓国ネットが称賛

2019年3月28日、韓国・聯合ニュースによると、鳩山由紀夫元首相が「日韓両政府が徴用工被害者の尊厳と名誉の回復に向けて冷静に対話することが非常に大切だ」との考えを示した。

鳩山元首相は29日にソウルで行われる日韓関係をテーマにした討論会の事前資料で上記の考えを示した。
これについて、記事は「強制徴用問題で韓国最高裁が日本企業に賠償を命じる判決を出した後から日韓関係が悪化の一途をたどる中で、
実質的な解決策を講じるためには両国政府当局が面と向かって対話する必要があると強調したもの」と分析している。

また、鳩山元首相は強制徴用問題について「日韓請求権協定により完全かつ最終的に解決された問題ではない」と強調。
その上で「賠償したから責任を果たしたという言葉を敗戦国が言ってはならない。戦勝国であれ旧植民地国であれ、
相手が『これ以上は責任を追及しない』と言うまで責任を負い続けるべき」とし、「こうした気持ちを日本の政治家が持てた時、慰安婦問題は解決される」と主張した。

さらに「1994年3月に日本を訪問した金泳三(キム・ヨンサム)大統領(当時)に明仁天皇が『朝鮮半島の人々に多大な苦難を与えた一時期があった』
『深い悲しみ』などの言葉で『謝罪の気持ち』を表現した事実を韓国人に知ってもらいたい」とし、
「もし新たな天皇が明仁天皇と同じ気持ちで韓国国民に接したら、日韓関係は大きく進展すると確信している」
「5月に即位する新天皇陛下が韓国国民の歓迎の中で訪韓する機会があることを願っている」などとも述べたという。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「日本にもこんな立派な政治家がいたんだね」「彼がもう一度日本の首相になるべきだ」
「彼こそが真のリーダー。鳩山氏が安倍首相の代わりに10年くらい首相を続けていたら日本は今と大きく変わっただろう」など、鳩山元首相の考えに称賛の声が寄せられている。
また、「自民党が問題。自民党が権力を失えば日韓はお互いに楽になるのに」「安倍首相をはじめとする日本の政治家がみんなこんな考えを持てば日韓関係は発展する」と訴える声も。

https://www.recordchina.co.jp/b698869-s0-c10-d0058.html