麻生氏「札幌は奥地」 野党が批判、参院予算委

3/25(月) 18:32配信

 麻生太郎副総理兼財務相は25日の参院予算委員会で、北海道新幹線の札幌延伸を巡る質疑で、札幌を「奥地」と表現した。
質問した国民民主党の徳永エリ氏(北海道選挙区)は「北海道の人は『奥地』とは言わない。適切ではない」と批判した。

 麻生氏は札幌延伸に関し「もう奥地の札幌が奥地ではない」と述べた。同時に「函館の人が、札幌の人に『奥地からようこそ』と
言っているのを見て、函館はプライドがあるなと聞いていた」とも語った。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190325-00000129-kyodonews-pol

札幌を「奥地」と呼ぶ函館市民 強烈な対抗心とプライド持つ

『週刊ポスト』の名物企画「○○ぎらい」シリーズでは、各都市の嫌われる理由を紹介し、読者から多くの反響をいただいた。
これまでに横浜や神戸など様々な土地にまつわる話題を紹介してきたが、その中で浮かび上がってきたのは、近隣の人ほど
敏感に反応する“近親憎悪”の激しさだ。たとえば北海道の札幌市と函館市。人口195万人の日本第5の都市で、北海道庁が置かれ、
冬季五輪も開催された札幌。「函館で相手になるの?」と思う人も多いだろうが、函館市民には札幌への強烈な対抗心とプライドがある。

「祖父の病状が悪化して『札幌の病院に移ったらどうか』と医師に勧められたが、『札幌はイヤ! 東京の病院を紹介してくれ』と怒鳴っていた。
祖父は『函館は札幌より東京に近い』が口癖だった」(函館市民・女性45歳)

「地元の高校で優秀な生徒は札幌にある北海道大学には行かず、東京の大学に進学する」(函館市民・男性35歳)

 こうした函館人の自負は、その歴史に由来するようだ。
「函館の歴史は550年以上。札幌はたかだか100年。函館の古い人は札幌を・奥地・と呼んでいます」
そう語るのは、函館出身の文筆家で『函館人』(言視舎刊)の著者・中村嘉人氏である。

「室町時代に津軽の豪族・河野政通がウスケシ(函館の古名)に館を建て、その形が箱に似ていることから『箱館』と呼ばれるようになった。
江戸時代に幕府の直轄地となり、箱館に奉行所が置かれ、その後、札幌の開拓も進んだんです」

https://www.news-postseven.com/archives/20161101_461606.html