23日夜遅く、三重県北部を走る三岐鉄道で車両の発電機に異常が生じ、車内の照明が消えた状態のまま30分以上にわたって電車が運行されました。
電車には最も多い時でおよそ90人の乗客がいましたが、大きな混乱はありませんでした。

23日午後11時すぎ、三重県のいなべ市から四日市市方面へ向かっていた三岐鉄道三岐線の電車が、四日市市の暁学園前駅の手前で車両に設置されている発電機に異常が生じ、
車内の照明が予備灯以外すべて消えました。
電車は一旦運転を見合わせましたが、変電所から送られてくる電気に異常はなく走行できる状態だったため、15分ほど後に運転が再開されました。
しかし、車内の停電は復旧できず、その後、電車は、代替列車に接続するまでの30分以上にわたり、車内がほぼ真っ暗の状態のまま走り続けました。
この間、終点の近鉄富田駅で折り返して保々駅まで電車は運行され、三岐鉄道によりますと、最も多い時でおよそ90人の乗客がいましたが、車内放送での呼びかけなどが行われ
大きな混乱はなかったということです。
三岐鉄道は「電車の運行には支障がなかったため乗客の輸送を優先した」としていて、発電機に異常が生じた原因を詳しく調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20190324/0003868.html