コンビニできた イチローに感謝 宮古島「記念碑を造りたい」 島の子が見た一流選手の努力

米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(45)=本名鈴木一朗=はプロ野球のオリックス時代に、キャンプで沖縄県の宮古島市民球場を訪れていた。
現役引退発表から一夜明けた22日、宮古島の野球関係者は「キャンプのおかげで島が発展した」「青少年に夢を与えた」と感謝し、今後の活躍を期待した

「宮古では夜遅くまで練習する(イチロー選手の)姿を見た」と振り返るのは宮古島観光協会の平良勝之副会長(70)=宮古島市。キャンプ誘致に奔走した1人だ。

キャンプが始まると、監督らは休日に島を一周した。
200人を超えるマスコミが監督たちを追い掛けることで「まだ知名度が低かった宮古の温暖な気候、白い砂浜とエメラルドグリーンの海もPRしてくれた」と振り返る。

にぎわう観光客で宮古島初のコンビニエンスストアも建ち、「(キャンプ誘致の)経済効果は11億円ともいわれた。とにかく島が盛り上がった」と思い起こす。

宮古島でのキャンプは2015年で終了したが、同球場には今も社会人や高校生野球チームが島外から訪れる。
平良さんは「オリックスキャンプがあったからだ」と感謝。
イチロー選手の引退にはさみしさもあるが、今後も頑張ってほしい気持ちも込めて「記念碑を造りたい」と構想中だ。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/399842
https://www.okinawatimes.co.jp/mwimgs/a/c/-/img_ac73c914cd00856d82af9e5d256c5df652249.jpg