NVIDIAのジェンスン・フアンCEOが、2019年3月19日に開催された自社イベントの
GPU Technology Conference(GTC) 2019の基調講演で、128コアGPUを搭載した
AIコンピュータボード「Jetson Nano」を発表しました。

Jetson Nanoはサイズがおよそ70mm×45mmという超小型ボードで、99ドル(約1万1000円)という低価格も売りの1つとなっています。

以下の画像の左がJetson Nanoの開発キットで、右が製品版のモジュールです。
Jetson Nanoモジュールのサイズは、クレジットカードほどのサイズだった既存モデル「Jetson TX」よりもさらに一回り小さく、
69.6mm×45mmと手のひらに収まるほどの小型サイズなので、さまざまなガジェットへの搭載が期待できます。

https://i.gzn.jp/img/2019/03/19/nvidia-jetson-nano/01_m.jpg

Jetson Nanoはモジュールと開発キットの2種類が用意されています。
研究者やDIYメーカー向けの開発キットが99ドル(約1万1000円)で、
製品版のモジュールは1000個ロットで129ドル(約1万4000円)とのこと。

4コアのARM Cortex-A57プロセッサ、
128コアのNVIDIA MaxwellアーキテクチャのGPU、
そして4GBのLRDDR RAMを搭載したJetson Nanoでは、およそ472ギガフロップスのコンピューティングが得られるとのこと。

https://gigazine.net/news/20190319-nvidia-jetson-nano/