東京の国立劇場で行われた39回目の全国大会。「(日露)双方が受け入れられる解決策を」などと当たり障りのない挨拶をした安倍晋三首相の言葉には
「不法占拠」はおろか、「固有の領土」「帰属」の言葉もまったくなかったのだ。決意表明でも「北方4島は不法に占拠され」の言葉は消えた。

 こうした最近の流れに抑えていた不満を壇上で噴出させたのは、千島歯舞諸島居住者連盟の脇紀美夫理事長(77)だった。
「この1年、4島の返還というメッセージ、雰囲気が影をひそめてしまった気がしてなりません。1年半前まで4島返還という言動や文字が普通であったのに。どうしてなのでしょうか」と訴えると拍手が起きた。

https://biz-journal.jp/2019/02/post_26777.html