台湾で学ぶ中国人の男子留学生が11日、中国国家主席の習近平氏の「皇帝化」を批判する動画をライブ配信し、
米政府系の自由アジア放送(RFA)など複数のメディアで取り上げられた。

この男子留学生は動画で、昨年の憲法改正によって国家主席の任期が撤廃されたことについて
「事実上の皇帝誕生」だとした。

その上で、今の中国は英作家ジョージ・オーウェルが描いた荒唐無稽な世界のようで、
状況が「(清王朝の崩壊につながった1911年の)辛亥革命前よりひどい」と指摘した。

男子留学生は中国共産党政権による人権侵害や、メラミン混入粉ミルク、不正ワクチンなどの問題にも言及。
中国人には自由も尊厳もないと嘆きつつ、台湾と同様、中国にも言論の自由や民主主義を満喫できる日が訪れるよう願った。
http://japan.cna.com.tw/news/achi/201903130006.aspx