【北京時事】中国・北京で開催中の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、習近平指導部は
「宗教の中国化」を掲げ、イスラム教徒のトルコ系少数民族、ウイグル族に対する統制を強める方針を
訴えている。ウイグル族に対する人権侵害に国際社会の批判が広がっているが、共産党政権は
「貧困対策」「テロ防止」が目的だと主張している。

新疆ウイグル自治区のショハラト・ザキル主席は12日に開かれた全人代分科会で「新疆では2年間、
テロが起きていない。習近平国家主席の指導に従った結果だ」と述べ、習氏を称賛した。
共産党政権はウイグル族の抵抗を警戒し、厳しい監視体制で統制を強化している。
同主席は「テロの動きは今も活発だ。一刻たりとも反テロ活動を緩めることはできない」と語った。
(2019/03/12-20:16)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019031200794&;g=int