中国の統計は「科学的に信頼できる。皆さんご安心を」――中国国家統計局の寧吉テツ局長が12日、中国の国内総生産(GDP)についてこうアピールした。
数年前から地方政府による経済統計の水増しが明らかになってきた中国では、最近になって問題になっている日本よりも統計不信が長期化しており、その打ち消しに躍起だ。

 中国では2017年以降、遼寧省、天津市、内モンゴル自治区、重慶市などの地方政府で統計の水増しが相次いで発覚した。

 18年12月には、中国人民大学の学者が18年の成長率について「1・67%」あるいは「マイナス」だと「重要な機構」の内部資料に記されていると講演。
その発言がネットに流れるとすぐに削除された。今年1月に発表された18年の経済成長率は6・6%だった。
https://www.asahi.com/articles/ASM3D4T7BM3DUHBI01F.html