【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の複数のメディアは12日、「完全な非核化」に乗り出す姿勢を一斉にアピールした。
2月末にベトナム・ハノイで開かれた2回目の米朝首脳会談が物別れに終わった後、北朝鮮メディアがこうした立場を示すのは初めて。

対韓国宣伝用ウェブサイト「わが民族同士」は、
「新世紀の求めに沿う(米朝)両国間の新たな関係を樹立し、朝鮮半島に恒久的で強固な平和体制を構築し完全な非核化へと進もうとすることは、われわれの確固たる立場」
と強調。2回目の米朝首脳会談に関しても
「今後も緊密に連携し、ハノイの首脳会談で議論された問題の解決に向け生産的な対話を続けていくことにした」
と、対話に意欲を示した。

別の宣伝用メディア「朝鮮の今日」も同じ内容を掲載した。また、前日には海外広報用週刊紙「統一新報」が米朝首脳会談を高く評価した。

 ベトナムから戻った金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は公の活動を再開し、経済に総力を挙げる姿勢を打ち出している。
これらを踏まえると、北朝鮮内部で米朝首脳会談後の方向性がある程度定まったとの観測も出ている。

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