大阪知事選 辰巳琢郎氏擁立へ 自民、他党と連携探る - 毎日新聞

 大阪都構想を巡って大阪維新の会の松井一郎大阪府知事と吉村洋文大阪市長が辞職し、入れ
替わりで出馬する4月7日投開票の知事・市長のダブル選に、自民党が俳優の辰巳琢郎氏(60)を
知事選候補として擁立する最終調整に入った。自民関係者が明らかにした。自民は、維新に対抗
できる候補としてテレビ出演などでも知名度の高い辰巳氏に白羽の矢を立て、他党にも連携を呼
びかける方針。

辰巳氏「光栄な話。真剣に聞く」

 関係者によると、自民党本部の幹部らは8日に辰巳氏と面会して出馬を要請。政策面での意見
交換も始めており、数日内にも表明する方向で詰めの協議を行っている。

 松井氏や吉村氏は大阪市を廃止し、特別区に再編する大阪都構想を進めるため、「もう一度、
民意を問う」として異例のダブル選に踏み切る。これに対し、自民は「選挙の私物化だ」と批判し、
ダブル選を「維新に終止符を打つ選挙」と位置づける。公明や立憲民主、国民民主、共産の各党
も都構想に反対し、維新の手法に反発している。

 維新は党勢が低迷しているとはいえ、2017年衆院選での府内比例代表の票は自民と拮抗(きっこう)。
自民は、政党色が薄く、幅広い支援を得られる著名人らを念頭に、候補者の選定作業を進めていた。
市長選候補についても擁立を急いでいる。今月7日、毎日新聞の取材に応じた辰巳氏は打診を認め、
「光栄な話で、真剣に聞くつもりだ」と話した。

以下ソース
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190309/k00/00m/010/255000c