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昨年4月5日に肺がんのため82歳で亡くなったアニメーション映画監督の高畑勲さんの初の回顧展「高畑勲展-日本のアニメーションに遺したもの Takahata Isao:A Legend in Japanese Animation」が、
7月2日〜10月6日に東京国立近代美術館(東京都千代田区)で開催されることが、分かった。これまで未発表だった高畑監督の制作ノートや絵コンテなどが展示される。
展覧会は4章構成。初監督作品となった「太陽の王子 ホルスの大冒険」(1968年)などにスポットを当てた1章、
高畑監督の演出の秘密に迫る2章、高畑監督作品の、「里山」というモチーフの展開に注目した3章、水彩画風の描法に挑んだ「かぐや姫の物語」(2013)などにスポットを当てた4章で構成される。
高畑監督は1935年10月29日、三重県伊勢市に生まれ。岡山で育つ。59年に東京大文学部仏文科卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)に入社。
68年に劇場版アニメ「太陽の王子 ホルスの大冒険」で初監督。退社後、「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「じゃりン子チエ」などを手がけた。
84年に宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」をプロデュースし、85年にスタジオジブリの設立に参加。
「火垂るの墓」「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」「ホーホケキョ となりの山田くん」「かぐや姫の物語」などを手がけた。
98年に紫綬褒章受章。2014年に仏アヌシー国際アニメーション映画祭で名誉賞を受賞、2015年に仏芸術文化勲章のオフィシエを受章した。
展覧会は、7月2日〜10月6日に東京国立近代美術館で開催。入場料は一般1500円(前売り1300円)、大学生1100円(前売り900円)、高校生600円(前売り400円)。