「喫煙ゼロ」へ宣誓求める…大阪・吹田市やりすぎの声

 大阪府吹田市は「職員の喫煙率ゼロ」を目指すプロジェクトをスタートし、
その第1弾として喫煙者を含めた全職員約4千人に禁煙に向けた取り組みなどを
書いてもらう宣誓書の提出を求めた。市は禁煙を強制するものではないとしているが、
宣誓書には「これを機会に禁煙を」と明記。勤務中の職員の喫煙を禁止する自治体はあるが、
宣誓まで求めるのは全国でも珍しいという。だが、市民からは「やりすぎ」などと批判が起き、
「喫煙率ゼロ」も実現を疑問視する専門家がいる。

 市健康医療部と総務部は1月7日、庁内のネットワークを通じて、プロジェクトの説明文とともに、
宣誓書を配布した。説明文のタイトルは「職員の喫煙率ゼロ!を目指して」で、
「究極的には街全体を禁煙に!!」と将来の目標を明記。そのうえで「まずは市職員から禁煙や
受動喫煙防止に向けた取り組みをすすめてみませんか」と呼びかけている。

 この説明文で、掲げているのは「スモークフリーシティの実現」だ。スモークフリーとはたばこの
煙から解放された状態のことで、禁煙や受動喫煙防止の取り組みを「いずれは市民にも広げていきます」
としている。

https://www.sankei.com/premium/news/190220/prm1902200002-n6.html