>>375
かつては左派が知識人であり「意識高い系」の代表格だった。大学教授や医師、弁護士、そしてニュースキャスターはグローバル思想であり自国に執着する者を侮蔑していた。それが正しい先進国の在り方だと疑わなかった。

ところが時代は変わった。

左派の推進するグローバリズムは自国民を幸せにはしないことが発覚し、むしろ左派の思想こそが化石のような保守的な考え方だと若者たちは感じるようになった。
特に左派のリーダーとして信奉されてきた共産主義がマルクスの真実――たんに汗して働きたくない、楽して金儲けしたいナマケモノだと知られるや、その求心力は急速に衰えた。
そもそも共産主義が人を幸せにはしないことは世界中の共産国をみれば一目瞭然だろう。それがネットによって拡散したことも大きかった。

現在、いわゆる「意識高い系」の若者たちは保守派を信奉し、知識人であればナショナリズムの土台のうえで世界と繋がることが当然と考えられるようになった。
なのに左派は未だその時代の流れに乗れず、いつまでも化石のような破綻思想にしがみついている。
その違和感に一番気づいているのは実は左派なのだが、いまさら生き方を変えられない、まさに恐竜のように滅びを待つだけの存在になっているのだ。