首相官邸が記者クラブ「内閣記者会」に対し、菅義偉官房長官の記者会見での東京新聞記者の質問に「事実誤認がある」として「問題意識の共有」を要請する文書を出した問題について、
菅氏は12日の衆院予算委員会で「会見はネット動画で配信されている。事実に基づかない質問は、視聴者に誤った事実認識を拡散される恐れがある」と説明した。
国民民主党の奥野総一郎氏の質問に答えた。

 菅氏は、質問に事実誤認があるとして東京新聞に9回ほど抗議したことも公表。抗議の一部に対し、東京新聞社側から「『事実誤認があった』という回答を受けている」とも述べた。
 奥野氏が「事実に反することを聞くなというのは、民主国家としてあってはいけない」と指摘すると、菅氏は「取材じゃないと思いますよ。決め打ちですよ」と語った。

 また、安倍晋三首相は奥野氏の質問に「知る権利は当然大切だ。内閣の要の人物が1日2回務めるのは恐らく他国では例がない。その中で最大限努力を尽くしている」と答えた。

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