献血ルームで所長刺され容疑者逮捕 大阪・難波

 12日午前11時10分ごろ、大阪市中央区難波4丁目の大阪府赤十字血液センター「まいどなんば献血ルーム」から、
「包丁を持った男が暴れている」と110番通報があった。南署によると、献血ルーム所長の森本実さん(49)が男に包丁(刃渡り約16センチ)で左脇腹を刺され、
病院に搬送されたが、意識はあるという。男は現場で職員らに取り押さえられ、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された。

 南署によると、逮捕された男は大阪市城東区野江2丁目の無職、岩下徹哉容疑者(41)。容疑を認め、「腹が立って(気持ちを)抑えられなかった」と話しているという。

 同署などによると、岩下容疑者は10日に同ルームで献血をした際、「献血カードの渡し方が悪い」などと職員に苦情を言い、
11日も午前11時〜午後6時ごろまで同ルームに居座り、所長の森本さんらが対応していた。
「明日もまた来る。何があっても知らんぞ」と言い残して帰ったため、森本さんが12日朝、南署に相談していたという。
岩下容疑者はこの日、開場前の午前10時ごろに来ていたという。


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