立憲民主党は11日、全国幹事長・選挙責任者会議を東京都内で開き、地方組織の幹部らと
今後の主要選挙に向けた取り組み方針を協議した。枝野幸男代表はあいさつで、与党幹部が
夏の衆参同日選に言及していることを踏まえ、「衆院解散を打っていただけるなら、しっかりと
受けて立つ決意だ」と表明。情勢の変化に対応できるよう各地で衆院選候補者の選定を
急ぐよう指示した。

 枝野氏は「いつあちら(安倍晋三首相)が我慢し切れなくなって解散に打って出ても、われわれが
躍進して政治の流れを大きく変えられるようにやっていきたい」と強調。4月の統一地方選や
夏の参院選を含めた選挙戦略として、既存の政治に不信感を持ち、これまで投票してこなかった
有権者層を「新しいマーケット」と捉えて浸透に努めるよう求めた。

 また、首相が10日の自民党大会で「悪夢のような民主党政権」と発言したことを取り上げ、
「利権を手放してしまった彼らにとっては悪夢だったかもしれないが、自殺者数が減るなど
良くなった部分も多々ある」と反論。安倍政権下で老後や子育ての不安が増大していると指摘し、
「悪い夢ではなく現実が悪くなっているのが現状だ」と述べた。(2019/02/11-15:37)
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