2009年、鳩山由紀夫内閣が外務省や宮内庁の反対を押し切り、『1カ月ルール』を破って天皇陛下を無理やり、習近平国家副主席(現主席)に会わせたことがあった。

このとき、民主党の不手際の傷を広げたのが小沢民主党幹事長の記者会見。小沢一郎は「1か月ルール」無視は憲法上問題ないと意味不明の自説を開陳、異論があるなら羽毛田長官は辞任せよと恫喝。

あの習近平訪日と特別会見は、日本、韓国、カンボジア、ミャンマー4カ国歴訪の皮切りで、
特にカンボジアでは、ウルムチからヴェトナム経由で入国しプノンペンのUNHCRに亡命申請中だった20名のウイグル人を習近平訪問前に送還。国際社会から批難轟々だった。
習近平はフン・セン首相から「いかなる勢力も反中国の活動をすることを許さない」との約束を引き出している。

結局のところ、2009年の習近平4カ国歴訪で国際社会に於ける北京は、習近平によって、ミャンマー軍政を是認し、カンボジアの件を以てウイグル人弾圧を行うという意思表示を行ったことになる。

その歴訪の『文脈』には今でも腹が立つ。

更にその後日譚として>>268のニュースがある。ウイグル単体にとってというよりも人類社会全体にとっての大問題。