はるかぜちゃんの「ぼく」は日本語の進化? 専門家解説がかなり深い

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/storage.withnews.jp/2019/02/01/5/51/551ab233-l.jpeg

ツイッターで有名な「はるかぜちゃん」こと、俳優の春名風花さん。はるかぜちゃんは、自分のことを「わたし」ではなく「ぼく」と
言うことでも知られています。「女の子なのに、なぜ?」と感じる人もいますが、劇作家の平田オリザさんは「日本語の構造的な問題がある」と
言います。そして「たぶん解決するのは『格好いい女性たち』」とも。どういうことでしょう

はるかぜちゃんが「ぼく」を使う理由
 「一人称が『ぼく』問題」は、春名さんと平田さんの対談イベントの中で飛び出しました。
 100人超のお客さんを前に、春名さんの絵本「いじめているきみへ」と、平田さんの著書「わかりあえないことから」の内容を中心に語り合うイベントです。
 冒頭で春名さんが、「違和感をもつお客さんのために」と、なぜ「ぼく」を使うのか、その理由を説明しました。
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/storage.withnews.jp/2019/02/01/8/7d/87d7bbc4-ml.jpeg

春名「『ぼく』という一人称は、小学生のころからずっと使っています。女性は一人称が『わたし』しかないですよね。

一方で男性は『おれ』『ぼく』『わたし』を使い分けます」
 たしかに男性は、どの一人称を使っても違和感なく受け止められます。
 春名「男性が『わたし』と言う時は、すごくあらたまっていることが多いですよね。『女性はあらたまった言葉しか使えないのか』と思った時に、
『ぼく』という一人称は、目上の方にも同年代にも失礼なく使える言葉で、ぼくにはちょうど良かったんです。それから気に入って使っています」
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/storage.withnews.jp/2019/02/01/0/04/004befc3-ml.jpeg
世界の中でも日本語って…

https://withnews.jp/article/f0190203002qq000000000000000W03j10101qq000018706A