https://www.recordchina.co.jp/newsinfo.php?id=683790&;ph=0&d=d0135

2019年1月29日、新浪軍事は、シリアで中国の対ステルスレーダーがイスラエルのF35I戦闘機に破壊されたことについて、「ロシア製の防御システムの問題だ」と主張した。

記事は「近頃、シリアが配備している中国製の対ステルスレーダーJY27が、イスラエルのF35Iに破壊されたことについて、国外メディアからJY27は『質の悪いパクリ品』との指摘が出ているが、本当にそうなのか」と疑問を提起。

その上で、JY27レーダーについて「シリア政府が2008年に中国から5基購入したもの。翌年には納品され、その後ロシアの介入によってシリアの防御体系の中に組み込まれ、
ロシアのS400対空ミサイルシステムと共にシリアの防空網づくりに貢献した」と紹介し、その役割は主に遠距離探査であり、火器管制能力は持っていない上、セットとなる防空ミサイルも持っていないと指摘している。

そして、「イスラエルが発表した動画を見ると、JY27を守るべきロシアのパーンツィリS1近距離対空防御システムが先に破壊されているのが確認できる」とし、
「JY27の探査能力がどんなに優れていても、これでは自らを守りようがなかった」と主張。JY27破壊の原因はパーンツィリS1の脆弱(ぜいじゃく)さにあるとした。

また、「国外メディアは見て見ぬふりをしているが、シリアはロシアの支援で大きな成果をあげたものの、防空圏については依然としてザル状態だ。
しかも、F35Iの能力をもってすればパーンツィリS1は無力であることが動画からは見て取れる」と説明した。

記事は最後に「『中国が貿易した兵器はごみ、パクリ品』などといった国外メディアの報道はみな単なる脚色に過ぎないのである」と結論付けている。(翻訳・編集/川尻)