少女にみだらな行為・元警察官の男に懲役3年6か月の実刑判決
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190130-00345437-sbcv-l20


職務を通じて知り合った10代の少女にみだらな行為をさせた罪に問われていた元警察官に、長野地方裁判所は懲役3年6か月の実刑判決を言い渡しました。
児童福祉法違反の罪で起訴されていたのは、松本警察署の元巡査部長で松本市島立の柴田英和被告44歳です。
起訴状などによりますと、柴田被告は2016年11月から翌年の3月にかけて、非行防止活動の業務を通じて知り合った県内に住む10代の少女が18歳未満と知りながら、ホテルでみだらな行為をさせた罪に問われていました。
これまでの公判で検察は「被告は警察官という立場を利用して少女にみだらな行為をさせた」などと指摘。
一方、弁護側は「職務中に知り合ったのは出会いのきっかけに過ぎず、2人は恋愛関係にあった」などと主張していました。
きょうの判決公判で室橋雅仁裁判長は「警察官としてあるまじき卑劣な犯行で、少女に与える深刻な影響について深く考え反省する姿勢が見られない」などと指摘し、懲役4年の求刑に対し懲役3年6か月の実刑判決を言い渡しました。
裁判のあと取材に応じた柴田被告の弁護人は「われわれの言い分が認められないことについて、『そこまで、こんなにひどい言われ方をするんですか』と(被告が)言っていた」と話し、控訴については未定としました。
また、裁判では柴田被告が起訴された容疑以外にも、勤務時間中に警察車両の中で少女にみだらな行為をさせていたとしました。
県警は「改めて被害者および県民の皆様に深くお詫び申し上げます。
今後一層、業務管理を徹底してまいります」とコメントしています。