不二越に2審も賠償命令 挺身隊訴訟でソウル高裁

【ソウル=名村隆寛】太平洋戦争末期に女子勤労挺身(ていしん)隊として朝鮮半島から動員され、
機械メーカー「不二越」(東京都港区)の軍需工場で労働を強制されたと主張する韓国人女性らが同社を訴えた訴訟の控訴審の判決公判が18日、ソウル高裁で開かれ、
高裁は同社に1人当たり8千万〜1億ウォン(約800万〜1千万円)の損害賠償の支払いを命じた1審判決を支持し、同社の控訴を棄却した。

判決は、原告個人の請求権は消滅していないと判断した。
原告は「元挺身隊員」やその遺族ら17人で、1944〜45年に富山県にあった不二越の工場で働かされたという。
ソウル中央地裁が2014年10月の1審判決で原告勝訴の判決を出したが、不二越がその後、控訴していた。

https://www.sankei.com/smp/world/news/190118/wor1901180015-s1.html