>>10の続き

私は在日韓国人として「日本で生まれてあげた」わけでもなく、在日韓国人として「日本で生まれさせてもらった」わけでもなく、ただ「日本で生まれた」のです。
この感覚ってわかりますかね? 言葉にすると “自然” になってしまうんですが、説明がとても難しいです。


なので私は「在日韓国人として生まれたならば在日韓国人として生きる」ことが自然だと思い、今日まで帰化を真剣に考えたことはありませんでした。ただし──。

そこに来て冒頭の文在寅大統領の発言です。私は韓国がほとほとイヤになったとか(元々イヤになるほど好きという感情が無い)、そういうことではなく万が一
「在日韓国人は全員韓国行きね」とか言われても困るので、帰化が頭によぎったのです。

日本籍を取得して、精神的に何が変わるのかはわかりません。名前はもちろん「朴(パク)」のままでしょう。
客観的にみて日本の良いところも悪いところもわかっているつもりですし、なにより生まれ育った日本を愛していますが、それが日本人と同じなのかは不明です。
だって、私は日本人ではありませんから。「日本人と同じだよ!」というのは違うと思うのです。

ニュースを聞いてバババッと書き始めたので まとまりはありませんが、偶然にも41歳の誕生日は私の中で特殊な感情が生まれた日となりました。ちょっと真剣に帰化と向き合ってみようと思います。