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ゴーン被告、合弁会社から10億円近い報酬

 日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(64)が2018年、日産と三
菱自動車がオランダに設立した合弁会社から10億円近くの報酬を受け取って
いたことが日産関係者の話でわかった。合弁会社は日産と三菱自の連結対象で
はなく、報酬額は開示されていない。合弁会社の経費の9割以上はゴーン被告
への報酬だったという。

 合弁会社は、日産と三菱自が17年6月、折半出資会社として設立した「N
issan−Mitsubishi B.V.(NMBV)」。設立当初から
ゴーン被告と西川広人・日産社長、益子修・三菱自会長の3人が取締役に就い
ている。

 日産関係者によると、ゴーン被告は日産と三菱自の提携による相乗効果の創
出に貢献した両社の従業員に対し、NMBVからボーナスを払う仕組みを作る
よう指示。西川、益子両氏もこれを了承し、ゴーン被告の側近だった日産の元
秘書室長(59)がNMBVの口座の管理などを任されたという。
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https://www.yomiuri.co.jp/national/20190110-OYT1T50091.html
https://www.yomiuri.co.jp/photo/20190110/20190110-OYT1I50037-L.jpg