読売新聞
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米軍機訓練の移転候補地、馬毛島買収で合意へ

 政府が、米軍空母艦載機の離着陸訓練(FCLP)の移転候補地となってい
る馬毛島(鹿児島県西之表市)について、地権者との間で近く売買契約を結ぶ
見通しとなった。日米両政府が2011年に馬毛島を候補地に選んで以来、長
く停滞していた買収交渉が決着することになる。

 買収にメドをつけたことは在日米軍の訓練環境の改善につながり、日米の安
全保障体制を強化する意味でも意義は大きい。

 関係者によると、購入額は160億円。防衛省と島の大部分を所有する東京
都内の開発会社が、週内にも仮契約を結ぶ。3月末までに島の引き渡しが実現
する運びだ。

 馬毛島は、種子島の西約12キロにある。広さは約8平方キロで、住民はい
ない。政府は島の買収後に自衛隊施設を整備し、米軍が共同使用できるように
する。沖縄県の米軍普天間飛行場に所属する輸送機オスプレイの訓練移転など、
沖縄の基地負担軽減も検討する。
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https://www.yomiuri.co.jp/politics/20190108-OYT1T50136.html
https://www.yomiuri.co.jp/photo/20190109/20190109-OYT1I50011-L.jpg

記事の続きには「日米両政府は島の買収を受け、今年前半にも見込まれる2プ
ラス2で正式な移転先として合意したい考えだ。」とある。