北の「瀬取り」巧妙手法、制裁監視網かいくぐる
2018年12月16日

 【ワシントン=海谷道隆】米NBCニュースは14日、北朝鮮が海上で積み荷を移し替える密輸取引「瀬取り」の手法を巧妙化させていることなどを指摘した米軍の最高機密報告書の内容を報じた。
北朝鮮が米軍などによる国連制裁の監視網をかいくぐり、軍事活動などに不可欠な石油を獲得していると警告している。

 NBCニュースによると、米軍は今年9月以降、日本などと連携し、艦艇や航空機による瀬取りの監視を強化してきた。
これに対し北朝鮮は、朝鮮半島から遠く離れた海域や、他国の領海内での密輸取引を行うことで監視を逃れているという。
発見されにくい小型船舶の利用も増やしているとされる。

https://www.yomiuri.co.jp/feature/TO000301/20181216-OYT1T50014.html