高い建物の柱や壁をクライミングできるのはビックリ人間くらいだと考える方もいるのではないか。また、それには特殊な技術と道具が必要になるとも考えるだろう。
確かに特殊な道具は必要だが、技術はそれほど求められないのかもしれない。
「Column Climber」を履けば、支柱に取り付けられたステップに立つようにして安全に登っていける。

Column Climberは、世界中で働く建設現場の作業員のために開発されたソリューションだ。「柱に登る」という超現実的な行為は、建設現場では日常的なもの。
ここでの危険を軽減し、楽に作業できることが求められるなか、この革新的な靴が考案された。Column Climberは使い方も簡単で、安定した作業場を提供してくれるものだ。
大掛かりな昇降システムも不要なので、コストが削減できるのも大きなメリットとなる。

クライミングシステムでは、Column Climberを履いたうえで、落下防止ハーネス「Column Claw」を作業員の体に取り付ける。
これにより作業員の体が固定され、もしもバランスを崩した際にも落下することにはならない。しかも両手が空いているため作業がやりやすい。
作業員の精神的および肉体的な負担が軽減できてコストも削減、現場の生産性も向上させるColumn Climberは、作業員のみでなく事業者にとっても導入のメリットが大きい。
ホームページを見ると、実際すでに31カ国にユーザーがおり、そのなかには鹿島建設も含まれているのが見て取れる。
いまのところメリットしか見当たらないこのクライミングシステムを導入する企業は、今後も増え続けるだろう。

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