3日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均が急落し、前日比660ドル02セント安の2万2686ドル22セントで取引を終えた。
米アップルが中国需要の低迷を理由に売上高の見通しを引き下げ、同社の株価が朝方から急落した。
スマートフォン向け部品を手がける半導体銘柄や、建機など中国関連株にも売りが波及し、相場全体を押し下げた。

アップル株は一時10%安となり、2017年4月以来の安値まで売り込まれた。
アップルの時価総額は7400億ドル(約80兆円)と米上場企業の上位3社に入り、相場への影響力が大きい。
この日は1銘柄でダウ平均を100ドル程度押し下げた。

アップルが主力製品「iPhone(アイフォーン)」の販売不振に言及したことで、関連銘柄にも売りが広がった。
スマホ向け通信半導体を手がける米ブロードコムは一時、下落率が5%を超えた。
中国景気減速への不安から建機大手の米キャタピラーも同5%安と売り優勢だった。

NY株、660ドル安 アップル株は一時10%下落
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39615570U9A100C1MM8000/