「農」「食」「農に関わる環境」に携わる人たち、携わろうとする人たちを応援する2018年(第46回)毎日農業記録賞(毎日新聞社主催)で、
一般部門の優秀賞(10編)にマンゴー農家の金城龍太郎さん(28)=石垣市真栄里=が選ばれ、東京都内で12月3日に行われた表彰式に出席した。

農や食、農村の思いや提言、体験の記録などを3000〜3200字程度にまとめた作品を募集、過去最多の計1365編(一般部門218編、高校生部門1147編)が寄せられた。

実家のある嵩田地区で父親らとマンゴー生産に励む金城さんは「マンゴーで描く点と線」をテーマに応募。
高校卒業後、「世界平和に貢献する仕事」を夢見てアメリカに留学したが、自分がつくっていないモノを売ることに違和感を抱き、帰郷した経緯を「点」で紹介。

戦時中、嗜好(しこう)品のパインがぜいたくだとして日本軍に破棄させられた嵩田地区の歴史に触れ、
「私たちの地域で見渡せるこのパイン、マンゴー、サトウキビ畑の景色こそ平和の象徴」「マンゴーづくりは平和の象徴だと今なら言える」とつづった。

金城さんは「僕はまだ未熟だけど、熱意はある。地域や先輩方のおかげで農業の魅力を感じながら仕事をしている。僕も将来、後輩たちに農業の魅力を伝えられるような仕事をしていきたい」と決意を新たにしている。

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