山口県周防大島町で8月、行方不明となった2歳男児を発見し「スーパーボランティア」として時の人となった大分県日出町の尾畠春夫さん(79)。
この4カ月、刺激を受けた全国の高齢者から手紙が届き、自宅まで訪れる人も。
環境の変化を淡々と受け入れ、沖縄のガマ(壕)での戦没者遺骨の収集を来年の目標に掲げる。

28歳で開業した大分県別府市の鮮魚店を65歳でたたみ、月5万5千円の年金の一部を資金に、県内で登山道の整備をしたり、東日本大震災や熊本地震などの被災地で支援活動をしたりしてきた。
「スーパーボランティア」が新語・流行語大賞のトップテンに選ばれたが、東京で授賞式があった日は別府湾の海岸でごみ拾いをしていた。

沖縄での活動は、ガマに多くの遺骨が眠っているとの新聞記事を読んだ数年前に思い立った。「暗闇に何十年もいるのはかわいそう。早く明るい場所に連れて行きたい」(共同通信)

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/364194
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