アメリカ西部ロサンゼルスで住宅街が瞬く間に大量の水につかる事態となりました。原因は敷設から
90年以上がたった水道管の破裂でした。

21日早朝、ロサンゼルスの住宅街が突然、洪水に見舞われました。上空から撮影された映像には、
道路脇の1か所から水が勢いよく噴き出て、大型車が流されていく様子が映っています。

大量の水で住宅もつかってしまい、住民が玄関先から白いタオルを振って助けを求めたり、
幼い子どもを抱えた住民が裏庭の塀にはしごをかけて避難したりするなど緊迫した状況がうかがえます。

原因は道路の下を通る直径60センチ余りの水道管の破裂で、地元メディアによりますと敷設されてから
96年がたっていたということです。

住民50人余りが避難する騒ぎとなり、水道局の職員などが出動して4時間余りを費やしてようやく
水が止まりました。

ロサンゼルスではおよそ3割の水道管が敷設から80年以上たっていて、年間1000件を超える水漏れが
報告されているということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181222/k10011756881000.html