富山と石川だけに生息し、絶滅が心配されている「ホクリクサンショウウオ」の生態などを子どもたちが学ぶ、動物園の出前授業が富山市の小学校で行われました。

出前授業は、動物園の「富山市ファミリーパーク」などが市内の各小学校で行っていて、18日は、老田小学校の4年生33人が参加しました。
「ホクリクサンショウウオ」は体長約10センチほどの日本固有のサンショウウオで、近い将来、絶滅する危険性が高いとされています。
授業では、ファミリーパークの職員がホクリクサンショウウオが富山と石川の丘陵地帯だけに生息し、宅地開発や道路の整備などの影響で生息数が減っていることなどを説明しま
した。
このあと、子どもたちは、ファミリーパークで飼育されているホクリクサンショウウオやモクズガニなどを手のひらに載せたり、触ったりしてふれあっていました。
4年生の女の子は「ホクリクサンショウウオはとてもヌルヌルしていてびっくりした。数が減っている生き物と聞き、自然環境を守っていこうと思った」と話していました。
ファミリーパークの高橋麻里子さんは「身近な生き物を通じて地元の自然を守り、愛する心を育んでほしい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20181218/3060000944.html