https://news.yahoo.co.jp/byline/miyashitakumiko/20181218-00107815/

2018年12月8日、外国人材の受入を拡大する改正入管法がついに可決成立した。

制度の詳細が決まっていない点など、問題の多い改正法であることはすでに多くのメディア、有識者が指摘している。
言いたいことは山ほどあるが、ここではその問題については取り上げない。
ここで改めて問いたいのは、この改正法によって受入拡大対象の候補として挙げられている「介護」などの仕事を、なぜ「単純労働」と呼ぶのか、という点である。

介護分野などへの外国人材の受入に反対しているのではない。
言葉の上の問題としても、特に「介護」を単純労働と呼ぶことに、介護分野で長く取材をしてきた者として強い違和感を覚えているからだ。
そこで、今更ながら、この問題をあえて取り上げたい。

特に、記事後半の、介護の現場での取り組み実例を、介護の仕事を理解するため是非読んでほしい。

介護は「単純労働」か「専門的・技術的」労働か