札幌市豊平区で16日夜に発生した爆発事故で、爆発が起きてから建物が炎上するまで、10分ほど時間が
空いていることが18日、目撃者らの話で分かった。発生元の可能性がある不動産仲介「アパマンショップ
平岸駅前店」と同じ建物には居酒屋などが入居。

北海道警は居酒屋の客らに一定の避難時間があったことが犠牲者が出なかった一因とみている。

(中略)

爆発は16日午後8時半ごろ、豊平区平岸3条8の木造2階建て「酒井ビル」で発生。
近くの飲食店経営の男性(52)が同8時38分に撮影した写真では建物の外側に火の手は確認できない。
当時居酒屋の2階で食事していた札幌市中央区の男性(49)は、爆発から5分弱で火の手が上がり「2階が崩れ落ちたのは爆発の10分ほど後だった」と振り返った。

道警も爆発から炎上までに時間があったことを確認しており、18日も現場検証を続けて当時の状況を調べている。

酒井ビルには、アパマンショップと居酒屋、整骨院が入居。
1歳から60代の男女計42人が負傷したものの、重傷者はアパマンショップの男性店長1人だけで、死者もいなかった。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3907258018122018CC0000/