https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181214-00000004-withnews-soci


ナメクジを食べたオーストラリアの男性が今年11月に亡くなりました。
元探検部だった私も同じような経験を思い出し、少し怖くなりました。

何が生死の分かれ目になるのか。
調べるうちに「禁断の味」への興味が膨らみ……行き着いたのが世界でも珍しい「生カタツムリ」。
いったいどんな味が? 口に広がる「粘液のなめらかさ」から昆虫食について考えました。(朝日新聞社会部記者・杉浦幹治)

【画像】禁断の「生カタツムリ」刺し身はこちら こ、この粘液感は……

原因は寄生虫「広東住血線虫」

 オーストラリアの報道などによると、亡くなった男性がナメクジを食べたのは19歳のとき。
パーティーで友だちとワインを飲んでいる際、庭に置かれた机の上をはっているナメクジを見つけ、ふざけて生のまま飲み込んだそうです。

 ところが、数日後に足が痛み出し、男性は病院へ。
影響は脳におよび、一時は意識不明に。
その後もまひなどの重い後遺症が残り、先月11月2日に亡くなってしまいました。

 原因は、ナメクジの寄生虫「広東住血線虫」でした。